気学とは??

九星気学とは、「天地人」=三界の組み立てにより「行動」から特質を導き出す学問です。
どの方向へ行けば?いつ動けば?ということを予知し、吉をとらえ凶を避ける方法を教えてくれる方位術です。
「吉凶動より生ず」のことば通り、与えられた宿命を知り、予防や対策を導き出し開運することができます。

九星と方位

九星気学で吉方位を考えるときに大切な要素に「九星」があります。自然界のすべてのものは大きく5つの要素(木・火・土・金・水)に分けられ、それを更に性質で9つに分けたものが九星です。そのため、九星の「星」は「精」とも表現されてきました。9つの星の性質・象意はそれぞれ以下のようになります。


一白水星
水の要素を持つ。柔軟・従順・命を潤す
二黒土星
土の要素を持つ。生産力・粘り強さ・慈愛
三碧木星
木の要素を持つ。若々しさ・成長・迅速
四緑木星
木の要素を持つ。信用・成熟・穏やかさ
五黄土星
土の要素を持つ。帝王・壊乱・腐敗
六白金星
金の要素を持つ。宇宙・理想・上品
七赤金星
金の要素を持つ。賑やか・悦び・会話上手
八白土星
土の要素を持つ。蓄積・実直・物事の節目
九紫火星
火の要素を持つ。情熱・美麗・感覚に優れる

時間や方位にも九星は関与し、自分の現在いる場所と、そこから見た方角を支配する九星がそれぞれ存在します。
方位を支配する九星は年月とともに推移し、その推移も年ごとの推移、月ごとの推移、日ごとの推移、さらに二時間ごとの推移に分けられます。

つまり「年単位で考えると今年は北は八白土星だが、月単位で考えると今月は九紫火星となる」場合が存在します。「吉ハグ。」では、調べたい日時の九星の位置を「方位盤」として表し、年・月・日・時刻の方位盤を、それぞれ「年盤」、「月盤」、「日盤」、「時刻盤」と呼んでいます。

本命星と月命星

人にもそれぞれ九星が割り当てられており、方位の話と同じく、年で考えた九星、月で考えた九星、・・・とそれぞれの要素を持っています。
このうち、年の九星を「本命星」、月の九星を「月命星」と呼びます。

本命星、月命星はあなたの生まれた日によって決まり、生まれたその年、その月に九星のどの気が満ちているときかで知ることができます。

なお、本命星・月命星の他に日命星もありますが、吉方位の算出には使っていません。しかし日命星にも興味のある方のために、トップ画面に表示しています。

相生と相剋

相生、相剋は吉方位を決める大事な要素です。自然界のものは大きく「木・火・土・金・水」という5つの性質に分けられますが、それぞれに良い影響を与える関係や悪い影響を与える関係があります。
異なる性質で、お互いに良い影響を与えるものを「相生」と呼び、「木と火」、「火と土」、「土と金」、「金と水」、「水と木」の関係を指します。(また同じ性質どうしの組み合わせは「比和」と呼び、その性質を強化する良い関係だと言われています。)
一方で気を付けなければならないものは「相剋」という

関係で、これは相生、比和どちらでもないものを言います。たとえば「木と土」では、「土」の力が「木」に吸い取られてしまうため、良い関係とは言えません。「水と火」、「金と火」も同様です。

相生・相剋の関係は吉方位、凶方位の算出に使われますが、相性や性格については一概に「相生だから良い」、「相剋だから悪い」とは言えず、五行のバランスが大事だとされています。

吉方位、凶方位について

吉方位は、方位を支配する九星と、自分を構成する九星を合わせることで導き出されます。たとえば、ある年の年盤での北の方位が「四緑木星」で、自身の本命星が「一白水星」であれば、相生関係となるため北は年盤で考えると吉を呼ぶ方位となります。
「吉ハグ。」では、本命星が相生・比和関係となる方位を「吉方位」、その中で月命星でも相生・相比関係になる方位を「最大吉方位」と呼んでいます。

五黄殺
最も避けなければならない方位。
事故に遭遇する、重い病気にかかる。命に係わるケースも。
暗剣殺
五黄殺の逆方位のこと。五黄殺が北西にあれば、暗剣殺は南東。
他者の影響によって不幸になる凶方位。他人に陥れられる、異性関係のトラブルに遭う。
本命殺
自分の本命星が存在する方位。原因の分からない病気にかかる。
本命的殺
本命星の逆方位。計画が頓挫する、希望がかなわない。
その年、月、日、時間の干支と逆方位。それぞれ歳破、月破、日破、時破と呼ぶ。
見込み違いが生じて失敗したり、争い事がおきる。

年盤から見て凶方位でも、月盤から見ると吉方位の場合もあります。その場合は、移動の目的(商談・旅行・引っ越し)によって重要視する盤を決定します。その行動が人生にどれだけ影響するか(時刻盤は60時間、日盤は60日、月盤は60か月、年盤は60年影響すると言われる)を指針に選んでください。(例えば引っ越しは、年盤・月盤を重要視したい)

空亡とは

吉方位・凶方位を求める際は通常八方位ですが、「吉ハグ。」では十二方位で凶方位を導く「空亡」と呼ばれる概念を導入しております。
「空亡」とは、あなたの生まれた日の十二支(じゅうにし)と十干(じゅっかん)から定められ、6種類あります。
(十干とは十二支と同じく日付の推移とともに変わるものです。)
それぞれの空亡には、「どの時期であっても行ってはならない方位」が定められています。空亡は、他の凶方位と同じく行くべきではありませんが、必要に迫られ行くしかない場合、その空亡方位に最大吉数が入ることで凶作用を軽減することが出来ると考えられています。

空亡が他の凶方位と異なるのは、この空亡は十二方位で判断されるところです。八方位では、
「北、北東、東、南東、南、南西、西、北西」で分けられますが、十二方位では北東、南東、南西、北西をそれぞれ二つに分けることで合計十二に分けられます。
そのため、北と北北東が空亡で(「子丑」空亡といいます)、北東が吉方位であったときは、「北北東に行くと凶方位だが東北東は吉方位」ということになります。
6種類の空亡は以下の通りです。

「子丑」空亡
北、北北東が凶方位。
「寅卯」空亡
東北東、東が凶方位。
「辰巳」空亡
南東全体が凶方位。
「午未」空亡
南、南南西が凶方位。
「申酉」空亡
西南西、西が凶方位。
「戌亥」空亡
北西全体が凶方位。

天道とは

「吉ハグ。」には、天道というその日の幸運を呼ぶアイテムを表示する機能があります。天道という言葉は、もともと凶を吉に変える強い神様のことを指し、十二方位のどこかにつきます。例えば、2014年4月1日は南に天道があります。(「吉ハグ。」の方位盤で星マークがあるところです。)
このとき、天道と同じ方角にある九星に力を与え、その九星に関連する食べ物を食べたり、アイテムを身に着けることで運気を上昇することができます。

「吉ハグ。」では、日盤で天道と同じ九星に関連するものを、その日の「ラッキーアイテム」などとしています。
以下に、九星に関連する食べ物、アイテム、場所の一例を紹介します。(他の例は、「吉ハグ。」でもご紹介しています。)

一白水星
水、紅茶、プリン、貴金属、結婚式場
二黒土星
かまぼこ、玄米、ネギ、木綿製品、公園
三碧木星
ミカン、酢の物、お寿司、切り花、森林
四緑木星
そば、パスタ、きのこ類、えんぴつ、美容院
五黄土星
納豆、ヨーグルト、味噌、骨とう品、屋台
六白金星
アイスクリーム、おはぎ、餃子、宝石、劇場
七赤金星
コーヒー、紅茶、ビール、玩具、レストラン
八白土星
牛肉、ぶどう、イクラ、新製品、旅館
九紫火星
海藻、カニ、洋酒、飾るもの、美術館

磁北と真北、緯度と経度

ここまで吉方位について説明してきましたが、そもそも方角とは北極点を「北」と考える場合と、磁石のN極を指す方角を「北」と考える場合があります。(それぞれ「真北(しんぽく)」、「磁北(じほく)」と呼びます。)

全ての存在は磁気の影響を受けていると考えられているため、吉方位を考える場合は磁北を取り入れます。しかし、それではいつも使っている緯度経度での方角とずれが生じてしまいます。日本では、地図上の真北から、西に7°ほど曲がった方向が磁北です。(このずれは場所や日付によって異なります。例えば札幌と福岡では2°以上ずれています。)このずれを考慮すると、地図上では北の方角の目的地でも、方位盤では北北東となるかもしれません。

吉ハグでは地図アプリと連携するときに、磁北を考慮して方位盤を表示しています。さらに、緯度が高くなるにつれて経度と緯度の距離の大きさが違ってくるところまで細かく計算しています。(日本全体を映すほどズームアウトすると、方位を表す線が曲がって見えるのはそのためです。)


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